こくご日和

国語(文学、語学…)全般に関するについて綴ります。

四字熟語#1

今回の四字熟語:一顧傾城

読み:いっこけいせい

 

ブログのスタートに際して、こちらのシリーズも古文単語と同日更新でいきます。

この四字熟語は、絶世の美女という意味です。「一顧」は「ちらりと見る」、「傾城」はそれ自身が「国を揺るがすほどの美女」という意味で、美女がちらりと見るだけで君主が夢中になり、挙句国を滅ぼしてしまうことを指しています。

私は傾城の美女といえば、皆さんは誰を思い出しますか?クレオパトラ妲己則天武后…。特に則天武后は皇帝の寵愛を受けながら中国史上で唯一の女帝に即位した人物であり、中国三大悪女などにも数えられます。

 

綺麗なバラにはトゲがあるというのは、こういうことなのかも…しれません。

古文単語#1

今回の古文単語:いみじ

意味:①甚だしい②すばらしい③ひどい

 

ブログの書き初めにしてはいきなりではないかと感じましたが、まあ良しとします。

 

今回の単語は「いみじ」、古典においてとても頻繁に見かける多義語です。多義語というものは非常に厄介で、「これを覚えなきゃいけないの?」とイヤになる人も多いかと思いますが、実はこの単語、覚えるのは簡単なんです。

「いみじ」は現代における「やばい」と一緒だと思って覚えてしまいましょう。ゲームをしていて「やばいほど楽しい」というのは①、可愛い動物をみて「やばーい!」というのは②、勉強せずに考査を迎えて「今日のテストやばいんやけど」は③の意味、といったように。こう考えると、昔の人も私たちと似たような言葉を使っていたんだなあ、と思えますし、覚えるのもいくらか楽じゃないかな?と感じます。

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さて、このブログでは上述のように高校国語にちょっとだけ役に立つ知識を紹介したり、そのほかいろいろに感じるところを書きとめたいと考えています。

暇な時にでも読んでいただけると幸いです。