古文単語#4
今回の古文単語:ときめく(時めく)
意味:①寵愛を受ける②よい時機に乗って栄える
連続投稿になりましたが、4回目は「ときめく」です。
現代の意味においては「喜び・期待などで胸がわくわくする」といった意味で使用されていますが、古文での意味は、目をかけられたり、時代の流れに乗って、とにかくもてはやされるイメージです。古文での意味に注意しましょう。ちなみに、「ときめかす」となった場合は「寵愛する」という主体的な動詞に変わります。
例文
「いとやむごとなききはにはあらぬが、すぐれてときめきたまふありけり。」(源氏物語)
「大して高貴な身分ではない方で、格別に(帝の)寵愛を受けなさっている方がいた。」