こくご日和

国語(文学、語学…)全般に関するについて綴ります。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

古典文学の冒頭を読む。②『平家物語』

さて、冒頭シリーズ第二弾は『平家物語』です。 『平家物語』は鎌倉時代に成立(したとされる)、平家の姿を描いた軍記物語です。 この作品の成立年代は定かではなく、少なくとも延慶2年(1309年)ごろには成立していたとされます。また、『方丈記』から引…

古文単語#4

今回の古文単語:ときめく(時めく) 意味:①寵愛を受ける②よい時機に乗って栄える 連続投稿になりましたが、4回目は「ときめく」です。 現代の意味においては「喜び・期待などで胸がわくわくする」といった意味で使用されていますが、古文での意味は、目を…

古文単語#3

今回の古文単語:あやにくなり(あや憎なり) 意味:①意地が悪い②あいにくだ 3回目の古文単語は「あやにくなり」です。 この単語は感動詞「あや(ああ)」と形容詞「にくし〔憎し〕(不愛想、憎らしい)」という二つの単語が合体した語で、予想ないし期待に…